若林将が予選最後のレースを取りこぼすもトップの座は死守

ボートレース浜名湖の「中日スポーツシルバーカップ」は、24日に予選ラストの3日目を開催。雲は多かったものの、昼間は30度近い気温となった。イン逃げは2本のみで、一番多かったのはまくり差しの5本。差しは4本、まくりが1本決まった。万舟券は3本出たが、中外枠の実力者が勝ってのもの。総じて実力者が結果を出した1日だった。

予選トップを巡る争いは、岩瀬裕亮が連勝、村田修次が1、2着でポイントアップに成功。ただ、トップの若林将とは大きな得点差がある上に、若林の予選ラストは12R1枠。これ以上の大きな波乱はないと思われた。しかし、その12Rでは若林のターンが大きく膨れ、鮮やかなまくり差しを決めた大橋純一郎が快勝。若林は何とか3着に粘り、僅差で予選トップの座を死守した。2位は岩瀬、3位は村田で、ボーダー18番目には得点率5.80の関口智久が滑り込み。女子では中里優子が得点率15位で予選突破に成功した。

準優勝戦の1枠に座るのは10R・村田、11R・岩瀬、12R・若林。それぞれ機力的には上位クラスで、ミスさえなければイン逃げ3連発となりそうなムード。ただ、台風の目になりそうな選手も各レースに存在する。10Rは「手前の感じがいいし、伸びも村田さんにいいと言われました」と言う井上忠政。11Rは出足系に好感触を得ている間嶋仁志、野口勝弘。12Rは「ペラを自分の形に叩いて良くなっている」と話す野中義生が波乱を引き起こす可能性がありそうだ。