選手間で「足が全然違った」と評判の井上忠政が機力に自信

ボートレース浜名湖の「中日スポーツシルバーカップ」は22日に開幕。雨が降る中で1Rから万舟券スタートとなったが、2R以降は配当的にも落ち着いた。決まり手は逃げが5本、抜きが4本、まくり、差し、まくり差しがそれぞれ1本ずつだった。

初日2連対発進としたのは佐藤駿介と乃村康友。特に佐藤は6、3枠からの1、2着だけに、その価値は高い。舟足的にも佐藤は上々のようで「前操者のエンジンとボートをセットで引いて、ノーハンマーだけど舟が返るし、立ち上がりがいい」と前回の使用者だった藤田竜弘の調整がうまくはまっている様子。2日目は1枠からの1走だけに、ここで結果を出して準優好枠確保へ弾みをつけたいところだ。

選手間で評判を集めたのは、前検一番時計をマークした井上忠政。初戦だった10Rはカドから好スタートを決めて一気にまくり、対戦したメンバーからは「足が全然違った」、「井上選手はメチャクチャ出てる」と称賛。井上自身も「調整は何もしてないけど出てます。全部がいいです」と舟足には自信を見せて、2日目以降もパワーを発揮してシリーズを大いに盛り上げそうだ。

初日メインのドリーム戦は、村田修次がインから押し切り快勝。前半から調整を施して「伸びが上向いた」上に「もうワンランク上の足になりそう」と伸びしろも残している。前述した井上との対戦が待つ2日目11Rは注目のカードとなるだろう。他のドリーム組では若林将が好気配を示し、東京勢以外の4人も低勝率機シリーズの今節なら実力を活かせる舟足と見て良さそうだ。