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ボートレース児島の「マクール杯~第4回児島巧者決定戦~」は21日に予選2日目が終了した。
2日目を終えて、児島巧者決定戦V経験を持つ岡村慶太が得点率トップ。初日連勝の森永淳との対決が注目された12Rは2コースの白神優が差し切り、岡村は2着。4コースカド戦の森永は追い上げて3着だった。勝者は白神だが、キーマンはやはり森永。スリット手前からギューッと伸びてくる森永を警戒するあまり、インの岡村は握り過ぎ、白神に差しを許してしまった。 白神も「(差し切れたのは)森永さんが伸びてくるのが目に入ったからだと思います」とイン・岡村の心理を分析。「僕も森永さんより先に回ろうと必死で、気づいたら差していました」と振り返る。3コースだった鈴木博は森永と道中競り合い4着。「森永君の足は本当にすごいけど、僕も悪くない。あの足を意識したら壊してしまうからこの辺で行く」とコメント。 選手間では森永が節イチで意見は一致している。2日目4、3着だった森永は、「出ていないと言ったらみんなに怒られる」と苦笑い。「確かに行き足から伸びがいい。ギヤケースを調整して、初日より回り足も良くなっていましたよ」と感触は上向いていた。
もう一人、評価が高いのが飯山泰のスリット足。冬バージョンの伸び型で挑んだ初日12Rは6着だったが、これで方針転換。2日目前半レースは6コースから全速ターン。1周2Mで中里昌志を差し返して白星を挙げた。11RもS展示から好気配を見せていたが、本番は飯山の足を警戒した古賀繁輝が2コースからまくりを敢行。吉田一郎が逃げ切り、横田貴満がまくり差しで2着。1Mで古賀と競り合う形となった飯山は今節2回目の6着となった。 だが、ズルズルと後退した初日とは異なり、2日目は後方から前を詰める形での6着。「1周1Mで一瞬まくり差しかなと思って、中途半端になっちゃいましたね。伏せ込んで行けばまくれていたかも」と敗れはしたが表情はサバサバ。3日目以降は飯山のスリット足が他の選手へプレッシャーを与えることになりそうだ。 伸びでは森永と飯山が目立っているが、回り足は横田、中北将史、東潤樹が上位級。金子和之は6Rで森永と競り合い3着となり、ターン足の良さを見せつけた。3日目は東が10R、野中一平が11R、飯山が12Rの1号艇。飯山は2回の6着のポイント挽回へ着順をまとめてくるはずだ。
初日の転覆で出遅れた金子萌は3Rの1走だったが、12R直前まで本体調整に取り組んでいた。得点的にはかなり厳しい状況だが、当地優勝経験を持つ児島巧者としてこのままでは終われない。3日目は4、6枠の2走。ダッシュ戦に強い金子萌が見せ場を作る!
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