新ペラのハンデをはね返して五反田忍が連勝ゴール/若松オールレディース

ボートレース若松の6日間開催で行われているGⅢ「オールレディース北九州市制60周年記念」は18日に2日目が開催。初日連勝の渡邉優美は3着2本とまさかの取りこぼし。前半の6号艇は仕方なしにしても、後半の3号艇はまくり差しが不発。握れば恐らく圧勝だっただけに、もったいないレース。「いい人に比べたらひどい」とのコメントも出ているが、展示タイムも良く、気配は上位に見劣りするようには見えない。ここからの反撃に期待したいところだ。

前検から新ペラに交換されているハンデをはね返しての2日目連勝ゴールは五反田忍。イン速攻とカド一撃という、五反田らしいレースだった。機力も下降気味の元上位機は、中間整備のギアケース交換と五反田のペラ調整によって、徐々に上積みがされているようだ。「合えば足はいい」と本人も手応えを感じている。

浜田亜理沙は2日目のシード番組をしっかり勝ち切ったほか、伸びがいい今井美亜は3コースツケマイで初勝利を飾り、この2人も五反田と共にオール2連対をキープ中。伏兵勢では野田部宏子がまたしてもスタート一気のまくりを決めて2勝目をマークしたほか、5月のヴィーナスでも好走した地元の米丸乃絵も渡邉優に先着しての2着など、オール3連対と安定している。

逆に予想外の苦戦は堀之内紀代子と宇野弥生。堀之内は「試運転はめちゃくちゃいいのに、その足がレースで出ない」と頭を抱える。スタートを遅れたり、イン戦の時に野田部がいたりと流れも悪い。宇野は4走目のイン戦で初白星をマークしたが、藤原菜希を2マークで差し返しての逆転勝ち。逃げ切れなかった舟足に「初日と変わらず押しがない」と感触も上向かないままだ。