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ボートレース芦屋の「ヴィーナスシリーズ第5戦創刊75周年記念スポニチ杯」は10日、12Rで優勝戦が行われた。
進入に動きはなく、すんなり枠なり3対3で収まった。スリットではダッシュ3艇がコンマ10近辺の好S。スロー勢はインの今井裕梨がコンマ17、廣中智紗衣がコンマ27、後藤美翼がコンマ18と後手を踏んでしまった。4カドから原加央理が猛然とスロー勢を締めにかかる。原のまくりが決まるかと思いきや、節一パワーを誇る3コースの後藤がスリット後にグングン伸びて待ったをかけた。後藤は原の動きを止めると、そのまま内2艇をひとまくり。バックでは大きくリードを広げて、2015年7月の平和島以来となる2度目の優勝を飾った。
2着は大外から最内を突いた今井美が続き、5日目の準優11Rと同じ後藤と今井美の3-6でフィニッシュ。3着には道中で巧みに抜け出した廣中が入った。2連単3-6は3,270円(11番人気)、3連単3-6-2は20,770円(54番人気)の高配当決着となった。
オールスターのV機を手にした後藤は、前検からノーハンマーを貫いた。雨が降ったり、気温差も激しかったシリーズだが、どんな状態でも節一に噴き上げていたのは、14号機がいいエンジンであることの証明だろう。最終日が向い風のコンディションだった事も節イチパワーに拍車をかけた。今後も14号機から目が離せない。
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