石田章央がオール2連対キープで機力もさらに上昇

ボートレース常滑「サンケイスポーツ杯」は3日、2日目を開催。新開航は6Rで3カドまくりを豪快に決めて、11Rでも逃げて連勝を決めた。初日に続いて快調な走りで、予選は堂々のトップ通過。「変わらずいい。行き足から伸びで余裕があるし、回った後の出足も良くて全体にバランスが取れている。Sは早いな、という見え方でした」と機力もキッチリ仕上がっている。2日目の踏み込みはコンマ10と06。向い風で安定板が付く状況でも勘に狂いはない。

2位の石田章央も2日目は連勝ゴールで、ここまでオール2連対と絶好調。初日は仕上がりに不満もあったようだが、「レース後に整備士さんと相談して、キャリアボデーを換えてペラもまた叩いた。それで2日目は朝からスリット足は良くなっていて、起こしも自分のタイミングでいけるようになってきた」と気配は大幅に上昇した。

地元の杉山正樹も準優1号艇をゲット。「前半から特に調整は変えていないけど、後半はSが思った以上に届いていましたね。足は悪くないです。でも、◎までつく所はないですね。全体に〇かな。少し出足に寄せている分、良いかなという感じ」と万全ではないが、イン戦ならば問題なさそうだ。

準優で少し気になるのが江頭賢太。2日目は3カドからまくって勝負駆けを実らせた。「まくれたのは助走分ですね。Sはマジで遅れたと思ったし、恥をかくところだった。3カドは練習もしてたし、松下直也さん次第で狙っていた」と、したり顔。「足は乗り味一本の感じ。乗り味がいいから出足も良く見えるんだと思う。リズムはいいのでそれを崩さないようにいきたい。準優は外枠ならチルト跳ねたいし、何かアクションを起こせたらいいですね」と話した。準優10Rは3枠で、再度の3カドも見込めるとなれば、一発狙うレースをするはずだ。