ドリーム戦1号艇・杉山裕也のエンジンは2連対率わずか19%の低勝率機

ボートレース常滑は26日から「オラレセントレア開設11周年記念競走」が開幕する。今年は当地戦を含む2優勝と、復調著しい杉山裕也にV期待のシリーズ。ドリーム戦の1枠指名を受けて、俄然やる気になっている。しかし、引いた5号機は2連対率わずか19%の低勝率機。それでも、「今節出場している大谷直弘選手が4月に整備してくれているエンジン。エンジンの勝率は考えず、ペラを合わせていきたい」とトーンは低くない。「特訓はSを行けば持つ感じで、あとはレース足がどうか」とひとまず最低限の足はあった様子。調整力を発揮して上積みを図っていきたいところ。

最大のライバルは、SGタイトルホルダーの森高一真か。こちらは新ペラでのスタート。「新ペラだから下がるかと思ったけど、そうでもなかった。それなりに動いていたので、エンジンはパワーがありそう。特訓後にペラは叩いたので、またそれでどうなるか…」と、こちらも調整手腕がカギになる。

前節の優勝エンジンを引いたのが、ドリームメンバーの永井彪也だ。「悪い感じはしなかった。前検の常滑特有の回転の鈍さはあったけど、風もそう気にならないし、足の感じも悪くなかった。このまま一回走ろうと思う」とまんざらでもない表情。前回の中村尊が出足寄りに仕上げたことを伝えると、「手前は悪くなかったので、自分の体感は間違ってない」とニヤリ。こちらもV争いに加わりそうだ。