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SG開催年の今年、使用5ヶ月目の現段階で当地に絶対的なエース機は存在しない。乗り手によって足色は変動。ほぼオール岡山で争われたゴールデンウイーク開催ではキャリアボデー交換等の部品交換が相次いだが、劇的に上向いたエンジンはなかった。
そんな中で迎えた今大会、初日に連勝を飾ったのは井口佳典。前節、山本寛久が回転を合わせ切れず苦戦した50号機をペラ調整で立て直した。井口のエンジンは2連対率26%。まくり差しと逃げで連勝したが、接戦になってどうかは未知数だ。2連対率1位の17号機を引いた萩原秀人は初日6R、井口のまくり差しに屈しインから2着。普通なら、2連対率48%で前節・茅原悠紀が優勝したエンジンとペラを信頼するところだが、優勝した本人が「いけてなかった~。記念で乗る人がもし出せたら、やり方を教えてもらいたい」というコメントを残しているのだ。いかに、数字と足色が一致していないかが分かる。
あえて注目機を挙げるなら、20号機と41号機だ。黒井達矢が逃げて白星発進を飾った20号機は、乗った選手がいつも「乗っていて力強い」と言う。伸びるとか、出足がいいとかではなく、「エンジンに力がある」と皆同じ言葉を残す。その力をどう引き出すかがポイントになるが、前節の使用者・末永由楽は力を感じつつ仕上げきれなかった。
41号機の方は、不思議な巡り合わせで今現在に至る。3月1節目の使用者は水摩敦で超伸び型に調整し序盤3連勝。3走目は6コースからまくり切り、優勝へ突き進みそうな勢いだったが、腰痛のため途中帰郷。そのため、『水摩スペシャル』はそのまま次の乗り手に引き渡された。最近増えた伸び仕様だが、すぐに乗りこなせるほど甘くない。慣れていないとスタートは決めにくく、ターンもしづらいらしい。伸び型ペラに手を焼く選手が続いたあと、4月に水摩と同じペラグループの先輩である貞兼淳二が乗り継いだ。貞兼は「敦のペラやけん分かると。クセが強すぎる。これで乗ってみて下さいと言われたことはあるが、俺ではスタートをよう決めん。ひたすらクセを取って、焼きを入れての繰り返し。今節はそれだけ」と一節間ペラと格闘し続けた。腕っ節の強い貞兼だからこそ、最後にノーマルペラにたどり着いたと言える。
そのペラは次に大阪の松井友汰が乗り継ぎ、まくり差し3回、2コース差し1回で計4勝。前検日に松井友は「ペラは普通の形でしたよ。出足と回り足がいい」と好感触。超伸び型ペラは出足型にシフトされ、温水パイプが外れたことでさらに動きは軽快になった。それでいて、伸び型だった名残も程良く残っている。この状態で引き当てたのが片岡雅裕だ。片岡好みの仕上がりで、スリット足もいい。片岡の調整でさらに動きは良化している。今節出場の水摩は「あの節は本当に出ていた」と振り返っていた。
その水摩はレース足にも伸びにも振れる15号機を手に「レース足がいい。今節はそれを意識して走る」とバランス重視で2着発進。水摩以外にも、菅章哉、下出卓矢とタイプの異なる伸び職人もいる。機の素性が定まっていないだけに混戦必至の今大会。総合的に片岡が優位な状況か。それとも、2日目「ガァ~コDR」を制して井口が勢いに乗るか。まだまだ予測不能な戦いが続く。
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