児島

絶対的エース機は不在で調整力がカギとなる/児島キングカップ

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新期1節目のGIレースはボートレース児島が舞台。GI「児島キングカップ 開設71周年記念競走」が9日に開幕する。

例年秋口に開催される当地周年だが、7月にSG・オーシャンカップを控えた今年は5月開催。ゴールデンウイークの鷲羽杯で優出した平尾崇典ら5選手を含め、総勢11人の岡山勢が実績上位の強豪と相対する。前節優勝した地元エースの茅原悠紀が家事都合のため今大会は不在。

初日のキングドリームは当地でSGV実績のある毒島誠が1号艇、2日目のガァ~コドリームはファン投票1位でボートレースオールスターに選出されている池田浩二が1号艇に抜擢された。当地がSG初優勝の地である松井繁今垣光太郎を筆頭に、当地周年V2の菊地孝平、4月にマスターズチャンピオンを制したばかりの井口佳典、04年に当地のチャレンジカップを制している田村隆信、直前にオール大阪Vの石野貴之、当地でボートレースクラシックVの桐生順平ら豪華メンバーが勢ぞろいしV争いは激戦ムード。

当地のエンジンは1月から使用され、3月にボートを一新。4月末から温水パイプが外されて2節が経過。絶対エース機は不在で、乗り手によって動きが異なるため機力評価は難しい。前節・茅原の活躍で2連対率1位となった17号機も数字ほどの威力はない。乗り継いだペラと選手の相性、調整力がカギとなりそうだ。ドリーム1号艇の毒島は「ペラがかなり特殊な形」と調整に追われ、前節・入海馨が6コースから優勝戦2着の14号機を引いた田村は「入海が良かったと言っていたからペラはそのまま」と前検日はゆったり過ごしていた。2日目のドリームに出場する松井繁は前検好感触。当地ではエンジン勝率と足色が必ずしも一致しておらず、今大会はフタを開けてみないと分からない。