山口剛が速攻V

地元の有力選手が覇を競う毎年恒例のGW開催「サンケイスポーツ若葉賞」は、5日に最終日が開催されて山口剛の優勝で幕を閉じた。

初日ドリーム組が5人も勝ち上がってきた優勝戦。絶好枠で人気を背負った山口は、初日のドリームも1号艇で押し切り勝ちを収めていたが、優勝戦も同様に圧巻の速攻劇を披露した。進入は枠なり3対3。不利枠の大上卓人が奇策のチルト3に打って出るが、スリットでは好素性機の山崎裕司に受け止められる。コンマ08のトップSでスリット先手を奪ったのは好枠インの山口と3コースの島村隆幸。2コースの辻栄蔵がややS後手に回るところを島村は握って攻めるが、この猛攻をインから受け止めた山口は、続く2Mも先マイ態勢に持ち込みVゴール。今年は3回目、通算49回目で地元となる当地では17回目の優勝を果たした。自らのスタイルとは全く違う伸び仕様のエンジンを、連日の調整で臨戦態勢を整えた。最終的にVをもぎ取るまでの足に仕立てた整備力はさすがのひと言に尽きる。

優勝戦の結果はこちら 宮島12R