初Vを飾った山下夏鈴が前節V機をゲット

ボートレース津「日刊スポーツちどり杯争奪戦」は5日、前検が行われた。

7日間シリーズが続く当地での開催は、今節もロングランとなっているが、低調機戦となった。厳しい体感の選手はかなり長く感じることだろう。逆に好エンジンを手にした選手は楽しくて仕方がない。

その代表格となりそうなのが、北川太一だ。「7月から初A1級になれます。次は初優勝を狙いたいですね」と言葉も弾む。それもそのはず、今節タッグを組むのは4節連続優出中、GWでは星野太郎がトップの気配を見せていた69号機だ。「じわっといい感じかな」とのコメントにとどまったが、レースになれば破壊力は文句なし。実戦向きの強力機が威力を発揮するはず。

そしてGWの優勝機である43号機は山下夏鈴へ。「中継で見ていて『あのエンジンがいいなあ』って思っていた」と意中の相手を射止めた。その山下、唐津で初優出初優勝を達成。オールレディースVの特権として、8月に地元の当地で行われるレディースチャンピオンの優先出場権を手にした。「事故率を下げないと駄目ですよね」と、現在0.40の事故率を気にするが、普通に走っておけばクリアできる問題だ。師匠の高田ひかるとともに、晴れ舞台になんとしても上がりたい。

ドリーム組では秋山広一に好機が渡ったが、前検は「一緒ぐらいだし重かった」とあまり冴えない感触だったか。だがインで人気を集める里岡右貴は「回り足が重い」と微妙な手応え。パワー上位の一撃はあるかも。