大須賀友が地元初優勝へ気合十分

ボートレース常滑の「名古屋グランパスカップ」は25日に最終日を迎える。

予選トップ通過の大須賀友が4日目前半でしっかり1着を勝ち取り、準優勝戦も逃げ切って優勝戦1号艇を手に入れた。「回転が上がってきて、出足が来た。出足も伸びもトップクラスで、高いレベルでバランスが取れている。ピット離れも心配ない。気温に応じてペラの微調整ぐらい。Sはコンマ10を目標にいくけど、誰かが来たら自分の勘以上にいってしまう。地元初優勝をしたい」と機力はケタ違い。この大チャンスを活かしてVを掴み取るか。

待ったをかけるのは地元エースの平本真之。「このエンジンなりの最高の仕上がり。昨日は色々試してバタバタしたけど、戻して乗り心地も良くなった。上はいるけど、自分の中ではいい足。バランスが取れてる気がする。大須賀選手には直線も全部やられるし、和田兼輔選手にも直線に寄せられたら少しやられる気はするけど、十分な足です。グリップもいい」と、平本の実力を加えるなら十分過ぎる仕上がり。「大須賀選手がSで失敗しない限りまくれることはないけど、気持ちとプライドにかけて逃がさない。明日は優勝します」と堂々のV宣言も飛び出した。

気になるのは荒井輝年と山崎郡。荒井は、「優勝戦の中では2、3番目の足だと思う。5枠は面白いね。5コースは得意なんですよ」と機力も良ければ、枠番も丁度いい。アウトからググッとのぞけばチャンスがありそうだ。一方の山崎はクレバーな走りが光った。「狙い通り。僕が準優で2着以内に入るには、あのパターンしかないと思ってた」と4カドを奪って差し切り。優勝戦については「何かアクションを起こせたらいいけど、優勝戦なので素直に6コースから勝負するかも。明日も頭を使って着を拾えるようにしたい」と機力で見劣っても、最善を尽くして舟券貢献を狙っているようだった。

優勝戦の出走表はこちら 常滑12R