地元エース格の平本真之が今年当地初見参

ボートレース常滑では「名古屋グランパスカップ」が21日から開催される。

地元エース格の平本真之が今年当地初見参。となれば、当然V期待のシリーズになる。引いた51号機は2連対率28％と数字は冴えないが、ここ2節はかなりいい伸びを見せている上昇機。特訓を終えた平本は、「良くはない。行き足が重く、Sの届き方が良くない。体感は回転が足りていない感じ。ギヤとペラの調整をする」とやや不満顔。それでも特訓のSタイミングはF、01、07と決して届いてない訳でない。気温がグンと上昇して多くの選手が「届かない」と声が挙った中でこの仕掛けは上々と言えるだろう。もちろん、平本好みに手を加える必要があるが、それほど心配しなくてよさそうだ。

前検でいいコメントが聞かれたのが荒井輝年、長岡茂一のベテランコンビ。荒井が、「ペラは叩いたけど、長岡さんにも負けなかった。取り付けはマイナスにしている。まあまあ動いてくれそう」と好感触。チルト3度にされることが多かった39号機だが、マイナスでも伸び癖が付いているのかもしれない。一方の長岡は、「足はいいですよ。最近はペラがきている。直線はいい」とOKポーズ。ただ、期末でA2勝負駆けの身でありながら、Fを2本抱えて無理できない状況。「事故点もあるし、気負わずに行こうと思う」と話す。

女子でいい動きだったのが水野望美、福岡泉水、清水さくらの3人。特に地元で気合いが入る水野は、「気になるところが少なかった。乗り心地は好きな体感。私自身が伸びを求めるタイプじゃないし、特訓の足はみんなと変わらなかったけど、いいと思う」とニッコリ。SGクラスの男子相手にどんなレースを見せるか楽しみだ。