鈴木勝博が予選トップ通過

ボートレース常滑の「常滑市長杯」は13日、2日間の短い予選が終了。準優1枠は地元勢3人で独占した。中でも当地がホームプールの鈴木勝博が予選トップ通過。「ドリーム戦はS勝ちだったけど競ったらイヤな感じだったので、伸び寄りで調整して、いいSが決まった。それでも1着で走っててもターンの感じが合ってなかったし、上がりタイムも出てなかったので、足は大したことないと思った。それで今日はピストン変えて、燃料系の調整もした。ターンはそれなりに向いてくれるけど、立ち上がりで川崎誠志さんに離されたし、まだ調整の余地はある。でも、1走目の時を思えば大分上積みはできてる」と話す。優勝を狙うなら上積みが欲しいところだが、初戦4着からの予選トップ通過は見事だった。この勢いのまま準優もキッチリ逃げたいところ。

予選2位は赤岩善生。レース後に「自分で計算はしてたけど、準優1枠取れた？」と得点をチェック。11R終了時点で2位以上が確定したことが分かると、笑顔も見られた。「後半はS勘が合わなかったけど、最初と比べれば良くなっている。行き足がいいし、道中も乗れる。あとはペラ調整だね」と機力は仕上がりつつある。

エンジンパワーなら3位・宇野弥生が一番か。男女混合戦なので軽量の利を活かしている事もあるが、2連対率24％の低調機をしっかり仕上げてきた。「ターンの感じは一番良かった。抜けていい部分はないけど、全体にいい方。伸びは人によっては出ていく。昨日の戸塚邦好君とか。十分いい足だと言える」と珍しく納得のコメント。準優は当然、この3人が主役となる。