地元の赤岩善生が追加参戦

ボートレース常滑の「常滑市長杯」は12日に開幕する。地元の赤岩善生が追加で参戦となり、引いたエンジンは2連対率30％の31号機。特訓を終えた赤岩はいつも通りの整備に着手し、時間ギリギリまで作業に没頭していた。「ちょっと甘いので、エンジンを点検した。リングなど換える予定。ペラもアバウトに叩いたぐらい」と作業途中ではあるが、すでに他のドリーム戦メンバーよりも動きは良くなっていた。

一方、2連対率41％の48号機を引いた作間章は、「面白みのない足だった。全体的に。出ていくこともないし、下がることもない。普通あるかなって感じ。どこが来るかは分からないけど、ペラを大幅に叩き変えてどう変わるか見てみたい」と、感触はイマイチ。他のドリーム戦メンバーからも、景気のいい声は聞かれなかった。

選手間で評判が良かったのは高橋英之と渡邊裕貴だ。ただ、高橋は「伸びるエンジン？少し重かったかな。音も鈍かったのでペラを叩いた。前回来た時のように手前寄りに叩いた。それで音は良くなったかな。元の形にも戻せるし、一回これで走って方向性を考えたい」と。一方の渡邊も、「行き足から伸びが良さそう。ただ、ボートなのか、ハンドル切った時が怪しい。回転が合ってなくて乗り心地がどうかって感じだし、ピット離れでズリそうな気配もある」と思うような手応えはなかった様子。そうなると、今節は赤岩を中心にシリーズは展開されそうだ。