前田滉が連勝もペラ調整に勤しむ

ボートレース常滑「中京スポーツ杯争奪全日本ファイターキング決定戦」は2日に初日を迎えた。

初日メインのドリーム戦は、人気の北川潤二がコンマ08のSを決めて逃げ快勝。「後半は合ってなかった。朝の方が良かったし余裕がなかったですね。本体は一通り見たので、もう1回ギヤケースを見て回転調整していきます」と北川。結果こそ出したが、機力面にはやや不安を感じたようだ。服部幸男と丸岡正典の2着争いは見所があったが、伸び勝った服部に軍配が挙がった。「足はまずまずです」と言葉少なめに引き揚げた服部だが、こちらは雰囲気が良さそうだ。

予選組では前田滉が連勝と意気を上げた。しかし、返ってきた言葉は明るい内容ではない。「ペラ叩いていったけど、水面に張り付くような感じだった。展示タイムも出なかったし…。進んでる感じがない。2走とも競ってないので足がどうかは分からないけど、僕の中では体感が良くない。ペラで何とかしたい」とすぐにペラ調整に取りかかっていた。

131期の新人・山下拓巳が一旦は2着を走る惜しい3着。「焦ってしまった。今節は師匠(田路朋史)と一緒で、ダッシュの人が攻めたら思い切っていけと言われてた。たまたまだけど、1マークのターンは良かった。直線は普通ぐらいあるし、ペラやって乗り心地も何となく良くなっていた。今節は師匠がいて心強いし、頑張りたいです」と。この時の3連単は6万円台のビッグ配当だったが、今節中にもう一回ぐらい大穴を出すかもしれない。