
児島
児島
{{ good_count }}
この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。
準優日のピットは不思議な空気に包まれていた。準優10Rは6コースの安井瑞紀がコンマ02のSでまくりを放ち、インの中村桃佳がブロック。2、3コースの佐々木裕美と金田幸子が1、2着で優出を決めた。3着に敗れた中村は「あの展開なら仕方ない」とサバサバ。師匠の寺田千恵はS展示を終えて戻ってくると、指を鳴らしながら「惜しかったな」という表情。スリット写真の前で安井とレースを検証し、「よく頑張りました。スタートの仕方、教えてよ~」と弟子の攻めっぷりをたたえた。
11Rは田口節子が逃げて1着となったが、レース後に笑顔はなし。「1コーナーも2コーナーも最低」とターンの失敗を悔やんでいた。3コースから攻め、1周2M差して混戦をさばいて2着の寺田も厳しい表情。2人とも調整面、レース内容に納得していなかったのだ。
11R後、12Rの開始まで50分近く間隔が開く。12Rで1号艇の土屋南は珍しく表情が硬い。そんな土屋を、勝浦真帆、薮内瑞希、安井がリラックスさせようと努めていた。この4人は、皆でトークショーに参加するなど共演機会が多かった人気者。得点率6.50で予選落ちした勝浦、準優で見せ場を作りながら優出を逃した安井、薮内は土屋に思いを託していた。同世代の4人がキャッキャしているところへ、着替えを済ませた田口がやって来た。田口が薮内に「私が全部悪い。本当にゴメン」と告げると、薮内は「そんな、そんな」と恐縮しきり。11Rはインから先制した田口を追って、5コースからまくり差した薮内が2番手につけていた。だが、2M後に3艇混戦となり、寺田が2着、角ひとみが3着、薮内は4着まで後退した。田口は自分がターンマークを外したことで薮内が走りにくくなったと猛省。一方の薮内は「もっと冷静にならなきゃいけなかった」と受け止めていた。
12Rは堀之内紀代子のチルト3度で波乱が予想されたが、予想外の結末。3カドからまくって出た西岡成美とインから先制した土屋が接触し、西岡が大きく流れ、堀之内は事故回避。土屋が先頭を走り、孫崎百世、藤原菜希、平高奈菜で壮絶な2着争いが繰り広げられ、孫崎が2着、平高が3着でゴールした。
12R後、勝利者インタビュー、優勝戦出場者インタビュー待ちの間、不穏な空気が流れた。何と土屋が不良航法で賞典除外。ここから、それぞれの思いが錯綜し始めた。2号艇を想定していた田口は責任重大の1号艇に呆然。その様子を見た寺田は、「足が仕上がっての1号艇ならまだしもね」とひと言。金田も「私もだけど、ターン失敗してたもんね」と複雑な表情。全力の3着で「最終日の2走、頑張ろう」と考えていた平高は、繰り上がり優出を知らされてビックリ。地元3者は土屋の戦線離脱にショックを受け、平高は予選1位→18位→準優3着→優出の流れに驚きを隠せなかった。
誰かに何かが起きた今節。順調だったのは佐々木と孫崎くらい。特に佐々木は足良し、リズム良しで優勝戦の2号艇。孫崎もデビュー初優勝が狙える足色だ。優出メンバーと枠番が決まった直後は混乱していた地元勢だが、3人ともGIを制している実力者だ。当日は気持ちを整え、それぞれの役割を果たすのみ。グルッと回って主役の田口に1号艇が戻って来たとも言える。納得の域には程遠い足色ながら、オール3連対で5日間戦い抜いたのだ。どんな結果になっても誰も田口を責めはしない。優勝戦は田口、佐々木の同期対決。地元勢が狙うのは地元ワンツースリー。最後は誰もが納得するレースを!晴れやかな笑顔で戦い終えて欲しい。
注目ワード
児島
児島
児島
児島
児島
児島
児島
児島
児島
児島
児島
児島
児島
児島
児島
児島
児島
児島
児島
児島
児島
児島
児島
平和島
平和島
芦屋
芦屋
児島
児島
児島
児島
大村
大村