寺田千恵
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児島

寺田千恵が今大会へ向けての強い決意をアピール/児島ヴィーナスシリーズ第24戦

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年度末の開催となったボートレース児島の「ヴィーナスシリーズ第24戦第12回クラリスカップ」は地元勢が13人出場。その内、寺田千恵堀之内紀代子金田幸子若狭奈美子はGI中国地区選に出場。福島陽子薮内瑞希も1月から使用されている現エンジンを経験している。

地区選で苦戦した寺田は「前回失敗したからペラはやり変えてきた。住之江の感じを活かしたい」とペラのベースをチェンジ。今大会へ向け強い決意をにじませていた。寺田が手にした39号機は木下大將が伸びも回り足もトップクラスに仕上げ、優勝戦のみチルト1で挑んだモーター。伸び型にも出足型にもバランス型にも持って行ける好素性機だ。

地区選と一般戦を走っている金田は2節前に水摩敦が伸び型に調整し、前節の浜崎準也も抜群の展示タイムを出していた41号機。その流れを聞いて「だからかぁ~」と納得。「ペラは片面だけ前回の児島に近い形にした。初日に乗っていい方で行く」と自身の調整と、前節までの伸び型を乗り比べて選択する構えだ。

香川支部の2強は『竹田和哉』つながり。F2の平高奈菜は前節・竹田が2コース差しで優勝した13号機をゲット。5年3ヶ月ぶりの当地参戦となった中村桃佳は、「児島は久しぶりで何も覚えていない」と初出場に近い感覚のようだが、「話は聞いてきた」と夫・竹田から情報を入手。竹田は中村日向が優勝した1月末と前節当地を走り、調整を手の内に入れている。

当地のモーターは1月に切り替わり、例年この時期にはエース級が生まれているが、今年はまだ飛び抜けたモーターは見当たらない。加えて今節は上位機の多くが出ていない。つまり、調整力勝負なのだ。

気になるのは藤原菜希率いる東京勢。2節前に当地を走ったばかりの佐藤ほのか川原正明が好気配だった54号機を引き当てた。前回の当地は低調機に苦戦を強いられたが、今回はモーターの裏付けがある。女子野球で世界の舞台を見た佐藤の大ホームランに期待したい。