杉山正樹が逆転で予選トップ通過

ボートレース常滑の「トランスワードトロフィー2023」は20日、3日目が行われた。「番組様々ですね」と話す杉山正樹が逆転で予選トップ通過。2日目は伸び仕様で4カドまくりも決めたが、「出足寄りでやってみたけど、まだ重たい。もう少し出足に寄せたい。丸野一樹とかピット離れがいい人がいるし、こっちの方がピット離れは安心できる。この状態でも伸びも悪くないが、もう少し出足に持ってきたい」と3日目は準優・優勝戦を見越してチルトを下げて出足型へとシフト。4日目の前半2Rで得点率トップの座を守り、準優もキッチリ押し切りたいところだ。

吉田裕平は連勝は4でストップ。しかし「勝ったレースは全部1マークは全速で入っている。一回もレバーは放ってない」と圧巻のスピードレースを展開している。「段々と上積みできてる。しゃくれるし、出口も押してますね」と、ここに来て仕上がりも万全だ。予選は2位通過となってしまったが、杉山が前半レースで取りこぼせば逆転で1号艇が狙える。更にダービー勝率アップのためにも、全てのレースに全力だ。

残る準優1枠は3日目連勝とした齊藤仁が手に入れた。「足は悪くないけど、もう少し調整したい。大きな調整じゃなく、ペラの微調整ですね。道中回転が落ちてきて、そこだけ気になってる」と、こちらは中堅レベルの足色。それでも準優は1枠なら、しっかりと押し切りそうだ。