今節のシリーズリーダーは辻栄蔵

ボートレース三国「坂井市制17周年記念」は15日に前検が行われた。天気も良く気温も20度ぐらいと暖かい陽気の1日だった。今節は6日間開催で、SG「ボートレースクラシック」の裏開催となるが豪華なメンバーが揃って楽しみなシリーズとなった。

シリーズリーダーには辻栄蔵を指名。2021年の多摩川チャレンジカップで16年ぶりのSG復活Vを果たし軌道に乗った辻。その後もビッグタイトルこそないが安定した成績を収めている。クラッシック出場を逃したことは悔しいが、持ち前の変幻自在なさばきで優勝の二文字を狙う。

そして辻同様に、SGタイトルから遠ざかっている魚谷智之と赤岩善生だが、この両者も優勝候補からは外せない。当地でも飛び魚ターンで大人気の魚谷に、整備の鬼・赤岩の妥協のないレースから目が離せない。さらにもう1人、A1級に戻ってきた重成一人にも期待がかかる。一般戦ではやはり抜きん出た存在だ。若手では東京支部でもトップクラスの勝率を残すようになった宮之原輝紀が参戦。当地相性も悪くない。そして、昨年から活躍が目立つ藤原啓史朗にも注目。

前検の模様は、シリーズリーダーの辻は「別に悪い感じではなかったですね。ペラは合ってない感じ。ボチボチ仕上げていこうと思います」と、感触はまあまあのようだ。優勝候補の1人である魚谷も、「何もしないで乗ったんだけど乗りやすい感じがあったし、取り敢えずは一安心てところですかね」と、好感触のようだ。