峰竜太
峰竜太

琵琶湖

「悔しい!とにかく悔しい!」と峰竜太が荒れ水面に恨み節/琵琶湖秩父宮妃記念杯

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準優戦に挑む選手の現状を紹介したい。準優10R1枠の篠崎仁志は「伸びはちょっと良いかな。回転の具合は4日目は良かったと思うけど、その日の気象条件次第で出足がなくなるので、明日(5日目)もプロペラで対処します」と調整の難しさを訴えるが、連日懸命の調整で序盤よりかなり良くなっている様子だ。2枠からこの篠崎に挑む権藤俊光は「何か変ですね。モーターのパワー不足なのか、今日(4日目)は押していなかった。気に入っているのは乗り心地と回り足ですが、ペラで回り足を落とさずに押しを求めたい」と、荒れ模様となった4日目は権藤以外にも気配変わりを口にする選手は多かった。10R3枠の坪井康晴は「安定板が付いた4日目はチルトを跳ねて感じは良かった。ペラはある程度こんな感じかな、というのはあるので安定板は付いても外れても対応できる。バランスの取れた足で悪くないし、スタートもだいたい勘通り」とリラックスした表情が印象的」だった。

続いて11R1枠の平本真之。予選トップ通過で準優1着なら優勝戦1枠ゲットとなる。「4日目はせこい進入をしてしまいちょっと心が痛いです。前付けは慣れていないので緊張しました。安定板が着いてターン回りの出口が合ってなかった。板がついていない時はそんなことはなかったし、足自体は悪くないです」と、あとは前向きに進むだけ。11R2枠は末永由楽。「安定板が付いたこともあるけど、乗りやすかった。今節で一番乗りやすかったし回転も合ってた。あとは乗り心地だけ。安定板が外れた時の対応ですね」と。11R3枠の山本隆幸は選手間でも評判の足色。「足は本当に悪くない。直線も悪くないし出足も悪くない。今はスタートで遅れてしまったので、そこだけしっかり集中して行く」と気合を入れ直す。もう1人、パワーは申し分ないのが11R5枠の大久保信一郎だ。「全速で良いスタートが行けました。4日目前半は伸び型にし過ぎたけど、後半はだいぶ手前に持ってこれて良かったです。1Mも狭いところから出られたしエンジンは力強いですね」と、引き波の中での接戦にも負けないパワフルな足を披露した。この11Rは6枠に西山貴浩の名前が。「1Mのうねりがひどいので回れないし、安定板が付いて足もひどかった。準優6号艇なら動くに決まってるでしょう!」と力強く前付け宣言。ひと波乱巻き起こせるか注目だ。

準優ラスト12Rの1枠は惜しくも予選2位通過となった峰竜太。「悔しいね。1Mは丁寧に回ろうと心がけて行ったけど、外マイできる水面ではなかったですね。自分のミスではなかったです。でも足は本当に良くなっています。水面さえ良くなれば大丈夫。とにかく今日(4日目)は悔しい」と、荒れ水面に悔しい思いをぶちまけていた。12R2枠は新鋭の前田翔だ。「いい流れで、実力以上の結果が出ていると思います。エンジンは行き足、出足が良くて、伸びは普通ですね。乗り心地も大丈夫。行き足が良いのでスタートも遅れることはないと思う」と、エンジンが良いせいかキャリアからすると随分落ち着いているな、という印象だ。しかし3枠には怖い西島義則がいる。「足は問題ない。初日から問題なかったけどスタートが行き切れてなかった。スタートさえしっかり行ければ十分レースはできる」と日を追う毎にレース内容も良化中。2コースを取り切って自身のレースをすることに集中だ。3枠の湯川浩司は周年&当大会覇者という当地巧者。「エンジンは4日目が一番まとまっていたと思います。少し伸びるような調整もできないことはないけど、それで行くかバランス型で行くか、枠とメンバーとの相談になりますね」と。西島がいて自身は4枠となれば、伸び型使用で展開を突く作戦が濃厚か。いずれにせよ準優11Rと12Rは進入から目が離せない興味深い戦いとなる。あとは水面コンディションが回復することを願うばかり。