川上剛が前検好手応え

ボートレース浜名湖「浜松商工会議所会頭杯」は11日に初日を迎える。今節は得点率制の4日間シリーズ。前検は追い風水面で気温もやや高め。想定内のコメントが多く聞かれたが、そんな中、好手応えだったのがドリーム戦にも選出されている川上剛。前回戦は凡機に泣かされ道中で着を守れないシーンもあったほど不本意な成績だったが、今回は「前回より50倍いい」と軽口が出るほどエンジンの良さを実感したようだ。「Sも届いてるし気になるところもない。ペラも長野道臣さんがきれいに叩いてあるし、そのままで行けそう。今回は前回の分を取り返す」と力強く意気込んだ。

前節の優勝機を手にしたのは鈴木裕隆。こちらも手応えは良好。「いい雰囲気。少しのぞく感じがあったし、このまま行く」と実戦での走りが楽しみ。

女子では赤澤文香が好ムード。「みんなから引きたいと言われたエンジン。行き足は良さそう」と足比べでは優勢だったようだが「自分の好きな体感ではないので前回の女子戦の形にペラを叩く」とのこと。どのように足変わりするのか、こちらも実戦に注目したい。

地元の堤昇は前回、ピット離れ仕様にしていた宮迫暢彦のエンジンを手にして「昔、こんな形で走っていたことがあるので、あっと思ったよ」と懐かしさを感じたそうだ。さすがに少し叩いて行ったようだが、それほど特長あるピット離れの出方はしなかったようだ。