齊藤仁がドリームを逃げ切り人気に応える

ボートレース丸亀「ナイター王決定戦！楽天銀行杯」は21日、予選2日目の競走が行われる。初日は夕方からホーム向い風が強まって、10Rのスタート展示から安定板を装着してレースが行われた。

4艇がゼロ台スタートを決めたドリームは、インからコンマ09の仕掛けを決めた齊藤仁が4カドからまくりを狙った山田哲也を牽制しながら逃げ切り勝ち。3節前に松田大志郎が優勝した31号機らしいパワーを披露した。「前半は伸び型で、後半はつながりも良くなっていた」と、早くも高水準の仕上がりになっている。カドの山田が展開を作ったことで、大外の岩瀬裕亮に差し場ができた。鋭いまくり差しで2着に入り「前半は軽快さがなかったけど、後半はいい調整ができた」と笑顔を見せた。

ただ1人の連勝発進を決めたのは永田秀二だ。今節の中ではズバ抜けてトップの37号機が相棒。前半5Rは5コースから強烈なまくりを決めて、安定板が付いた後半10Rはインから楽々押し切った。「チルト0で前半の伸びは良かったし、マイナスに下げた後半もインから伸び返した」と話す。現時点ではズバ抜けてのトップパワーだ。

2日目は最高気温が7度と真冬並み。向い風も強めの予報だが、安定板まではなさそうだ。