田村隆信が22年ぶりの当地V/徳山モーターボート大賞

優勝した田村隆信は今大会も安定感は抜群だった。手にした64号機は、前節のオールレディース戦で高石梨菜が超抜だった好調機。そのパワーを序盤から発揮して予選を1位で通過。得点率では藤原啓史朗と並んでいたが、上位着順差でのトップだった。これについては「並んでいたけど1位になれたことは大きかった」と田村自身もV要因のひとつに挙げていた。

優勝戦はインからコンマ14と、トップタイのスタートを踏み込んで圧倒。1Mで勝負を決めた。「機力面でのアドバンテージは全然、なかった」と他の5人もかなりの仕上がりだったが、冷静に回って押し切った。当地ではこれが2度目のV。「もともと好きな水面だけど、最初に優勝してから、なかなか勝てなかったですね」と言うように、2001年2月以来、実に22年ぶりのVだった。

優勝者コメント・田村隆信

「全階級制覇は嬉しいです。何回か、優勝できそうなチャンスはあったのに、勝てなくて、やっとという感じですね。優勝戦はみんな出ていたし、自分はスタート展示でフライングしてスタートにも自信がなかった。でも、いいスタートといいターンができましたね。バックで抜け出したし、よほどのことがなければ大丈夫だと思っていました。優勝パレードもたくさんの方がいて嬉しかったですね。今年はしっかり落ち着いて走ることを目標にしているので、具体的に“何かを優勝したい”というのはない。でも徳山は好きだし、今年はグラチャンもあるので、また優勝できるように頑張りたいです」

優勝戦の結果はこちら 徳山12R