渋谷明憲が高配当を演出

「第61回全大阪王将戦」2日目。11Rでは今年初の10万オーバーの高配当が飛び出した。圧倒的人気を背負った太田和美がSで立ち遅れ、丸岡正典がまくる形に。この展開を巧く突いたのが渋谷明憲だ。5コースから鋭くまくり差してバック先頭から2Mを先取って勝負あり。3着には権藤俊光が入り、太田は5着に敗れた。3連単5-3-2は13万オーバ－の高配当。その立役者となった渋谷は「展開が良かったけど、それにしても上出来ですね」とニッコリ。「バランスが取れているし、エンジンもいい。ターン出口の足がしっかりしている」と機力にも手応え十分。3日目も活躍に期待したい。

その3日目はやや波乱含みの番組傾向で、渋谷のように高配当の立役者となりそうなのが福田翔吾、早川尚人、三宅潤の3名。福田翔は「足はめっちゃいい。足合わせでも石野(貴之)さんと同じぐらいで、特に回ってからの足がいい。上位クラスの足はあると思う」と。早川も「出足も伸びも良くて全体的に足はいいですよ」、三宅は「Sがダメだったけど、エンジンは本当にいい」と。3者揃って中堅上位から上位級の気配で穴党は注目を。