2日目連勝の興津藍が得点率トップに浮上

新エンジン2節目の「清酒金陵杯」は23日、予選3日目の競走が行われる。2日目は強風のため全レースで安定板を装着。1、2、12Rは2周競走、他のレースは3周で行われた。

安定板が付くとパワー差は小さくなるのが定説だが、スタートが揃わずにまくりが普段以上に増加。2日目は逃げが3本なのに対して、まくりは5本も決まった。5本の2本を稼いだのが興津藍だ。5Rは3コースから、11Rは5コースからまくり一撃。スリットで内側艇の方が前にいても、その上を行き切るのだから、よほどペラが合っていたのだろう。

3戦2勝の下寺秀和は、まだ1号艇を消化していない状態でこの成績。「少しマイ過ぎだけど、足はいい」と話す。周囲の選手からは出足、行き足で高い評価を受けていた。節イチを争うのは平尾崇典、津田陸翔で変化なし。伸びだけなら互角だろうが、出足からのつながりや手腕も加味すると平尾の方が良さそうに映る。もちろん、津田も「ノーハンマー」であの怪力。初の予選突破も視野に入る仕上がりだ。

なお、23日は2日目以上の強風、西風が予想される。開催されても安定板装着は確実。中止順延の可能性もある。