琵琶湖
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インから押し切った谷川祐一が9年ぶりの地元V
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最終日は気温4~5度と寒い1日に。しかし安定板を装着してレースを行っていた予選道中に比べると風は穏やかで、うねりもない絶好の水面コンディションとなった。そんな中で迎えた優勝戦、注目は何といっても1枠で登場した地元・谷川祐一で、今節は9戦8勝、2着1本とほぼ完璧な内容。もちろん優勝戦も圧倒的支持を集めた。
ファンファーレが鳴り響く中、ピットから一斉に飛び出した6選手。特に6枠の大神康司が勢いよく飛び出して大きな弧を描き、スロー域を狙う。谷川はしっかりインを主張するも、直前のS展示では2コースを主張した3枠の武田光史がカドの4コースへ引き、大神が2コースまで回り込む。そしてSG展示ではカドを選択した2枠の向井美鈴が中ガマシの3コースに入り、4枠の石田章央、5枠の奈須啓太はS展示同様にアウトに並んで、162カド345の進入隊形で優勝戦が始まった。
スリットはほぼ横一線ながら、向井、武田、奈須がコンマ13のトップタイのスタート。紅一点の向井が思い切ってまくりに出て、大神も俊敏な差しハンドルで迫る。しかし両者の攻めも谷川を揺るがすことはできず、谷川があっさりインから押し切ってスリット裏では早くも後続を突き放した。
焦点は2着争いへ。1番差しの大神と全速追走の向井に対し、大外から角度をつけて最内を突いた奈須が勢いよく飛び込んでグングン迫る。1周2マークでは先行する谷川に続いて奈須が内有利に先手を取り、2着争いも決着。3連単1-5-6は4,560円(20番人気)と絶対本命の1枠が勝利したものの、外枠2者の舟券絡みでまずまずの好配当となった。
インから圧勝した谷川はおよそ3年ぶり、地元ではデビュー初優勝以来となる9年ぶりの優勝。更に10戦9勝、2着1本の準完全Vと堂々の内容とあって、感慨深げに表彰式に臨む姿が印象的だった。