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男女別に覇を競った「デイリースポーツ杯争奪男女W優勝戦」は男子が永田啓二、女子は平山智加の優勝で幕を閉じた。
男子の優勝戦は5号艇の林美憲が戦前の予想通り前付け策を敢行。これに対し好枠の渡邊雄一郎はインを死守。2号艇の永田はカドを選択して進入は内から渡邊、林、3カド以降に永田、佐藤謙史朗、三浦敬太、橋本明の並び。スリットではスロー2艇が後手に回り、3カドからコンマ19のトップSを踏み込んだ永田が一気にまくって快勝。これが今年2回目、通算20回目、当地では初の優勝となった。
一方の女子は連日、チルト&調整を変えて挑み続けていた2号艇の堀之内紀代子がチルト0を選択し、優勝戦の進入に動きはなく枠なり3対3。好枠で人気を背負っていた平山はインからコンマ04のトップSを踏み込むと、1Mはまくらせず差させずの速攻劇に持ち込みVゴール。こちらは今年4回目、通算36回、当地では2度目の美酒に酔いしれた。
優勝した永田と平山は救助艇に乗り換え、両者揃ってウィニングラン。冷たい雨が降る中、勝者は満面の笑みで場内のファンに手を振って応えていた。
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