地元エースの柳沢一が堂々の予選首位通過

荒れ水面だったこの2日間。そんなコンディションでも地元エースの柳沢一は崩れることなくオール2連対で予選をトップ通過。「ピット離れと出足はいいが、直線は少しマシになった程度で普通かやや弱い。ペラ調整で良くしたい」と。機力の仕上げはなかなか進まないが、それでも結果を残すところが柳沢のすごいところ。このままVロードを築き上げるか。2位は2日目連勝の間嶋仁志。「今日は雰囲気良かったですね。伸び型になっていて、ターンがしっくり来ていない。乗り心地をもう少し合わせたい。でも足的にはまずまず」と強力伸びの63号機は素性通りに動いている。3位は高田ひかる。連日、ケタ違いの展示タイムで舟券でも人気が集中する。「後半はSが行き切れなかった。チルトはマイナスでも足はいい。0度に戻すかは、明日乗ってから考える。どちらにしてもペラの調整はする。前半も伸び返していた」と自他ともに認める鬼足に仕上がっている。

4位・5位は地元の渡辺真至と吉田凌太朗。渡辺は2日目前半をまくりで初白星。「直線はいいけど、ターンでスカっている。回り過ぎだと思う。調整して直せればいいけど、足がいい分で思い切って調整ができていない」と思案顔。一方の吉田は初日連勝からの2日目が3、4着と一歩後退。「下がりはしないので普通あると思う。ただ細かいところが合ってない。ペラが叩けない形なので、気象に合ってくれるのを待つ」とこちらも何だかもどかしい。

準優で気になるのが宇野弥生。「水面の割には乗れたと思う。まだ合いきってはない。でも、足は悪くない。今日は乗れるか乗れないかで、その中では乗れた」と。水面が治まる3日目は反撃の期待十分。準優は6枠からでも持ち前のS攻勢で見せ場を作ってくれないか。