高田ひかるの足色が抜群

現行エンジンの使用も今節がラスト。上位エンジン総出で開催されるシリーズはいつもの一般戦以上の盛り上がりが期待できる。さらに女子選手参戦の混合戦、楽しみしかない。

そんな中で注目のエース9号機が高田ひかるの手に渡った。その高田は前検タイムが何とビックリの6秒51。BS追い風コンディションだったとは言え、こんなタイムはそうそう出るものではない。「良さそうです。ペラは自分の形にたたいて、班の中でも悪くない。伸びて行く感じはある」と高田本人も手応えアリの表情。聞けばチルトは0だったと言うではないか。ここから伸びを追求してくるようなら、どんなすごい足になるのだろうか…。

高田の足色も光ったが、前検は軽量の女子選手の気配がどうしてもよく映った。西橋奈未も強力な行き足を披露。「坂野選手と足合わせをして、出て行く感じがあったし、前検としては悪くない」と西橋。名前の挙がった坂野さくらは前エースの8号機、それをやっつけるのだからこちらも快速ムードプンプンだ。

機力では分が悪そうな男子陣だが、柳沢一・江口晃生とSGタイトルホルダーがテクニックで勝負する。柳沢は、「ペラは叩いてから乗って、動き出せば悪くなかった。ペラ叩いての反応はある。出ていく雰囲気は感じないけど、操縦性はいい感じ」と機力的にも悪くはなさそう。一方の江口は、「前回使用者の奥平(拓也)選手は良くなかったみたいだね。ペラを叩いて行ったが、足は大した事がない。ここから更に、自分仕様にペラの調整をして行く」と調整力の見せ所だ。