深川真二
深川真二

芦屋

深川真二が強さを見せつける逃走V

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最終日を迎えた「住信SBIネット銀行賞」は、最終12Rで優勝戦が行われた。まず注目は石川真二のピット離れ。準優では飛び出してインまで入ったが、優勝戦はS展示も本番も出切れずにひとつ内の2コースまで。遅れて前付けに動いた山地正樹には山本修一が抵抗し、やや深い位置ながらも深川真二がインを守った。ダッシュ戦を明言していた武富智亮が5コースカド、木場雄二郎が大外発進を選択。展示も本番も同じ1326カド45の並びでスリットラインに向かった。

深川は100mを切る起こしになったが、そこは持ち場。コンマ04の快ショットを踏み込み1M先制へ。カドから伸びてきた武富が6mの追い風もものともせずに強ツケマイで攻め込んでバックでは外からやや舳先をのぞかせたが、深川が抜群の回り足でこれに対応。うまく舟を合わせて2Mも先取りに成功。差しを選択した武富は届かずに2着まで。3着には山本修が入り、2連単1-4は810円(3番人気)、3連単1-4-2は1,780円(5番人気)だった。

準優は10Rで石川真、11Rで山地がインを取って優勝戦に勝ち上がったこともあり進入から大注目だったが、最終日だけ降った雨の影響なのか、石川真のピット離れもそこまでの破壊力はなかった。これが深川に有利に働いたことは間違いないだろう。決して楽勝ではなかったものの、気合のSと熟練のインさばき、落ち着いたレース運びと、深川の強さが際立った一戦だった。