予選トップ通過は小野達哉

混戦ムードが漂っていた今節だが、予選が終わってみればドリーム組5人が準優の1、2枠を固めた。予選トップ通過は小野達哉。「足は競った人達みんないいと思うけど、その中でも悪くなかった。行き足も悪くない。節1とかじゃないけど、ボチボチ来ていると思う」と機歴を思えばまずまずの仕上がりか。2位は石倉洋行。「足は良くも悪くもなく普通ぐらい。もう少し良くしたいので、微調整をする」とこちらは仕上がり途上。3位に予選ラストで4カドまくりを決めた西野雄貴。「前半が失敗していたのでペラ叩いて、後半は全体に上積みあったと思う。行き足は良かった。でもターン回りがあまり良くない」と。1枠勢が万全の足といかないだけに、準優は波乱の展開も十分だろう。

怖いのはやっぱりメーカー機の面々。10Rなら冨成謙児だろう。「エンジンもボートもいい。節2ぐらいかな。伸びは酒見がすごい。試運転でひとつやられた。でも、出足、回り足は僕の方が断然。総合的には僕と今坂さんが上と思う。足はもう全部いい。だってエース機やもん」だ。名前が上がった今坂晃広は11R、酒見峻介は12Rに登場。今坂は、「変わらず行き足から伸びにかけていい。あとは自分自身で集中して行きたい」。酒見は、「同じチルト1でも相手を見て調整は変えている。準優に乗れたら伸びに振るかも。エース機の冨成さんを引きちぎる程じゃないけど、足で言ったらいいと思う」。穴党ファンは注目して欲しい。