常滑
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馬場貴也が2コースから差して優勝/常滑ボートレースダービー
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馬場貴也の優勝で幕を閉じた「第69回ボートレースダービー」。優勝戦はものすごいレースだったが、出だしは5着からと順風満帆だった訳ではない。エンジン抽選ではメーカー機のひとつ、26号機を引いた。しかし、新ペラからのスタートだったのだ。「前検はヤバいかなと思ったけど、そのまま乗ったらそれなりに動いていたので、しっかり調整すれば楽しみがあるかなと思った。 1走目はペラを叩いていったけど、回転がズレてて感触が良くなかった。それで2走目からは新ペラに近い形に戻して良くなっていきましたね」。失敗をしながら正解に近づく、馬場らしいやり方で仕上げていった。シリーズのポイントに挙げたのは3日目だった。「6枠で2着が取れたのが良かったし、前半も3枠で1着でしたからね。3日目がうまくまとめられたのが良かったと思う」と。準優をしっかり逃げて優勝戦は2号艇。
しかし、当地の2号艇にいいイメージがない。6月の「開設69周年記念トコタンキング決定戦」では2コースから6着に大敗しているのだ。「常滑の2コースは難しい。前日の夜に差すイメージでみんなのレースを見た。コース幅の取り方だったり、どういうレースをすれば差せるのか…。それで今日の朝に試運転したけど、今の足の感じでは差せるイメージが沸かなかった。そこでペラをまた叩き変えました。結果的にそれがうまくはまったけど、試運転では山口剛選手に出足がいいねと言われ、自信が持てました」と態勢を整えた。
作戦は差し一本だった。「同体なら100%差し。菊地孝平選手が遅れることはないので…。外に対して一緒のSをいこうと思ったけど、スリットの隊形を見て差し一本に絞った。レバーを当てた時には差さるって思った。あのレースは過去の2コースの中では一番のターンができましたね」とこれしかないと言うターンで抜け出した。菊地のターンが流れたとは言え、1周1マークで決着がついた。「道中は色々なことをかみしめながら回った」と最後は会心のガッツポーズ。自身通算53回目、SGは3回目の歓喜のゴールだった。