常滑
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馬場貴也がグランプリセカンドの1号艇/常滑ボートレースダービー
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優勝戦の1・2・3着、馬場貴也・山口剛・菊地孝平が今節終了時点で賞金ランキング1・2・3位になった。菊地は浜名湖メモリアルに続いてSG優勝戦の1号艇で敗れてしまい、メダル授与式では終始うつむいていた。山口はSGでの優勝こそないが、この1年は安定した活躍を見せた結果だろう。特に当地では稼ぎまくった。一般戦の優勝はもちろん、6月の周年でV。そして、この準優勝で1650万円を上積みした。本人も当地が大大大好きになったことだろう。
そして、今回優勝した馬場は、1億2000万円あまりを稼いでグランプリセカンドの1号艇を決定づけた。選手ならば誰もがグランプリを目指し、そのために1年間努力してきている。馬場の思いも相当強かった。「この1ヶ月が勝負と思ってやってきた。今までのグランプリはファーストからしかいってない。絶対にセカンドから、それも内枠を取りたいと思ってやってきた」。もちろんひとつひとつのSGを勝つことも大事だし、すごいことだと思う。しかし、その先の頂点は馬場もまだ見ていない景色。その夢に向かって日々レースに臨んでいるのだ。1号艇スタートはまさにその夢への特急券。このまま年末まで突っ走りたいところだ。
今開催は久々に勝利者インタビューがファンの前で行われた。これには選手のトーンも相当上がっていたようだ。馬場も「このコロナ禍のレースに選手も慣れていた。久々にファンの方の前でインタビューを受け、ああ、これやなって思った。(3周2マークでスタンドに近づいていたのも)ファンの方に間近でガッツポーズを見てもらいたかった」と話している。これからコロナが収束していき、さらにファンと選手が隔たりがなくなることを切に願う。
優勝者・馬場貴也のコメント
「信じられないですね。常滑の2コースって難しいので、色々なことを考えたけど、しっかり自分のレースをしようと集中していった。朝からしっかり差すイメージをしてたけど、試運転して昨日(5日目)の状態では勝てるイメージが沸かなかった。それでペラを叩き変えて、結果的にはそれがうまくはまった。1マークは自分でも完璧だと思った。今年一番の2コースのレースができた。今まで2回SGを勝たせてもらってるけど、まだ4大大会を勝ったことがなかった。いつかはって思ってたけど、守田(俊介)さんが2回も勝ってるダービーを勝ててうれしい。グランプリセカンドの1号艇を取りたいと、この1ヶ月が勝負と思ってやってきた。これで守りに入らず、さらにギアをもう一段上げていきたい。気を緩めることなく頑張ります。」