準優勝戦10Rで機材トラブル発生/常滑ボートレースダービー

準優10Rで機材トラブルが発生。時間をおいてピットアウトからやり直しとなった。そんなトラブルをプラスに変えたのが田村隆信だった。「すごくガチガチだったので、あれでちょっと抜けた気がします。結果的にプラスになったと思う。本人が地に足ついてなかったと言うか、ちゃんとしていなかった」と振り返る。

レースはコンマ12のSから逃げ完勝。「先に回らないと1着も2着もないなと思っていた」と、思い描くレースができたようだ。「仕上がりはバランス型で納得してる。行き足関係が一番気に入っている。仕上がりではもう負けるところはないと思う。乗り心地は少し毎日合わせないといけないので、何もしなくても大丈夫って感じではないけど…」と機力的にも十分狙えるレベルに到達か。

「Sは気持ちだけでいってる感じ。コンマ10いけるって勘はないけど、優勝戦も全速でいきたい。今日は鳴門のチャレンジカップ、そのへんを意識しすぎたけど、明日は6人の中で一番落ち着いていけると思う。最近の不調に自分を疑うところもあったけど、それも巡り合わせかなと思う。今回こういう結果が出ているし、まだ大丈夫かなって思った」。ひとまず無事故完走で地元の大舞台の切符は手にできそう。結果を気にせず、冷静かつ思い切ったレースができれば、復活のSG優勝もなくはない。地元チャレンジカップを前に大仕事に期待だ。