常滑
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エンジン抽選で肩透かしをくらった地元のトップ3/常滑ボートレースダービー
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待ちに待ったSG「第69回ボートレースダービー」が開幕する。記者、ファンだけじゃなく、選手、特に地元の選手は今か今かと待ち焦がれたはずだ。 しかし、愛知のトップ3に待ち受けていたのは歓喜ではなく、どちらかと言えば落胆だったかもしれない。最初の関門、エンジン抽選で3人とも肩透かしをくらってしまったのだ。
まずは池田浩二。未だ成し遂げていない大仕事、地元SG制覇へ誰よりも気合いが入っていたはずだ。引いた61号機は2連対率32%の低調機。とにかく伸びが来ないエンジンだ。「そのまま乗って、足はほぼ0点。全く合ってない」。いつも辛口ジャッジで知られる池田だが、ここまでのコメントは久しく聞いていない。「現状では全くなので整備はする。引いたエンジンでどれだけ頑張れるかは分かってる。今回は予選突破できるかどうかって感じ」と早くも意気消沈だ。
同じくドリーム戦にエントリーする磯部誠も渋い表情。「う~んって感じ。スリットの感じは周りと大きく違わないけど、細かい部分で気になる。当地は今年何回か走っているけど、その中では下の方ですね。外回りから触って、明日の朝イチから整備したい」。当地では悪いエンジンなりに仕上げてきた今年の磯部だが、さすがにSGでこのエンジンでは厳しいか…。
平本真之もここに賭けてきたひとり。「ダービー連覇もあるけど、それより地元のSGを勝ちたいという気持ちが相当入ってる。この1年ここが良ければ他が悪くてもいいぐらいの気持ちだった。ここが勝負所と思ってます」と意気込みを吐露。しかし、引いたのは2連対率29%の22号機だった。「ペラをちょこっと触って反応を確かめた。反応は出たけど、違う感じがしたし、Sも届かなかった。ターンの感触やグリップ感が欲しい。そこが来れば自ずと結果も出ると思います」。現状の手応えはひと息でも、姿勢は前向きでやれることは全てやる構え。
3者前途は多難かもしれないが、皆揃って狙うは優勝のみ。ぜひとも逆境を跳ね返して欲しい。