得点率トップに立ったのは溝口海義也/常滑ルーキーシリーズ第17戦

3日目は地元の前田篤哉が逆襲の連勝に成功。得点率も7位タイまで押し上げてきた。「インから伸び返したし、伸びはすごくいい。ダッシュ向きの足になっている。起こしから出足は重いが、今はインからいいターンができた」。ようやく笑顔も見られたが、展示タイムが表す通り、伸びは満足いくレベルになっている。このまま白星を積み重ねたい。

3日目終了時点で得点率トップに立ったのは溝口海義也。ここまでオール2連対と絶好調だ。しかし、成績とは裏腹に、「前半が終わってからペラを叩いた。今節は全部、ペラの形を微妙に変えている。スリット近辺とか1周1Mは悪くないけど、回ってからの回転の上がりが遅い。競ると不安だし、先頭を走ってても後ろが気になる。悪くとも現状をキープできるように、ペラじゃなく外周りを点検する」と手応えはそこまでではないらしい。2位は新開航。今節は機力もさることながら、ターン力の違いも見せつける。「変わらず行き足はいいし、ターン回りも悪くない。レースに集中していきます。チルトは0度をベースで」とセッティングも決まったようだ。3位の澤田尚也も順調だ。「足は良かったけど、合ってなかった。その分、まくり差しが入らなかった。本当にちょっとのペラの微調整で、しっかり合わせていきたい。合えば、全部の足が良くなる」。現状でも十分上位の足だが、完調を目指して微調整に臨む。

地元勢で得点最上位は4位の吉田裕平。4日目は点増しレースの1号艇も控えているし、逆転準優1号艇へ気合いが入る。「今節の中なら足は悪くないけど、僕の中では満足できていない。毎走バタバタ調整して行っている。体感が良くない。1周1Mまではいいけど、ターンのロスがひどい。エンジンのポテンシャルは引き出せていない」。もちろん、求めるレベルが高いからの言葉だが、優勝を狙うならやはりしっかり合わせないといけない。そういう意味でも予選最終日が勝負所になるだろう。