柳沢一

常滑

柳沢一が優勝戦の1号艇

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準優10R。4カドから伸びてきた山本景士郎に、握って応戦したインの黒崎竜也。ポッカリ空いたスペースに武田光史が的確に差し届かせた。「昨日(2日目)から何もしていないし、変わらずバランスは取れている。ただ、上がり過ぎの症状が出てピット離れも鳴く感じだった。その辺を微調整で合わせていく。Sもしっかり合わせます」と武田光。機力は素性以上に仕上がっているし、武田が言うようにS勘を修正できれば優勝戦でもチャンス十分だろう。黒崎は惜しくも2着での勝ち上がり。「前半は回り過ぎ。後半も合ってなかったが、悪い足じゃない。バランスが取れていいです。ただ、優勝戦はダッシュになると思うので、伸びに特徴をつけたい。イメージはあります。明日のSはフルダッシュで1艇身行きたい」と一発仕様の調整で金星を狙う。

準優11Rはやはり進入から激戦になった。インを奪った鈴木幸夫に、3コースから塩田北斗が果敢に攻めるも、2コース畔柳俊吾も握って応戦。畑田汰一が鮮やかにまくり差しで突き抜けた。「準優は展開です。乗り心地が良かったので、展開突けた。前半より波を越える感じはロスがなかった。初日はどうしようって思ったけど、徐々には上積みが出来ている。キャリボ交換が当たって、ボートも換わって。(鈴木)賢一さんのペラのアドバイスも良かった。でも普通あるかないか。優勝戦の中では弱いと思う。今の乗り心地を崩さずに、足を良くするなら本体だけど、そこは考えます」。機力劣勢は誰の目にも明白だが、それをカバーできるターン力が畑田にはある。最後も展開が向いた時にはズバッと割りそう。イン先マイで踏ん張った大ベテラン鈴木幸が2着入線。「足は大丈夫。言うことない。ただ、Sがいけてない。準優も0台と思って行ったのに。優勝戦も、もちろんインを取る気で行く」。再度のイン取りあるかに注目だ。

準優12Rは順当決着。人気を集めた柳沢一がコンマ13のトップSから危なげなく逃げ切った。「準優はばっちり合っていた。ちょっと重めだけど、乗り心地が良かったし悪い感じじゃない。これならってところには来ています。鈴木(幸夫)さんがいるし、回転を上げた方がいいかも。Sは深い位置から練習します」と機力的にもメドを立てた柳沢。鈴木幸を意識した調整と作戦で最後も王道の逃げを決めるか。2着争いは接戦になったが、先行する新田泰章を、2周1マーク全速で回った大橋純一郎が交わした。「準優は新田選手よりは良さそうでした。足はずっと良いと思う。回転は合っていないけど、悪いところがない感じ。ここまでは我慢してきたが、優勝戦まで時間があるし、最後くらいは調整してもいいかな。Sは分かっていないけど、ダッシュの方が分かりやすい」。優勝戦は冷静な立ち回りで上位争いに絡んでくるか。

前日とのランク変動を表しています。
...2ランク以上UP
...1ランクUP
...変化なし
...1ランクダウン
...2ランク以上ダウン
エンジンパワーランキング
6超抜級 鈴木 幸夫 武田 光史
5上位級 上野 秀和 山本 景士郎 松下 誉士
4中堅上位級 信濃 由行 鈴木 賢一 小黒 竜吾 菅沼 佳昭 林 恵祐 黒崎 竜也 大橋 純一郎 柳沢 一 三原 司 大江 純
3中堅級 武田 正紀 渡邉 英児 貞兼 淳二 樋口 範政 小澤 和也 牧原 崇 塩田 北斗 木幡 純也 後藤 盛也 中山 翔太
2下位級 加藤 高史 宮地 秀祈 福来 剛 木下 陽介 富永 修一 藤田 靖弘 桑島 和宏 新田 泰章 籾山 佳岳 畑田 汰一 大澤 誠也 沼田 大都
1ワースト 阿波 勝哉 樋口 喜彦 大森 翼