優勝戦1枠は海野ゆかり/江戸川オールレディース

得点率トップの三浦永理は準優で転覆。2位の前田紗希も逃げられず、準優1枠勢がまさかの連敗。優勝戦1枠は12Rを勝った海野ゆかりが手にする形となった。ただ、仕上がりは平凡中の平凡で、強調できるところはない。スタートも「起こす足も来てない」と不安あり。今節は2日目にレースが中止打ち切りとなった影響でイン戦を経験しておらず、良くない条件ばかりが出てくる。絶好枠ということで人気の軸になるだろうが、波乱含みの優勝戦となるか。

動きがいいのは長嶋万記。3日目後半から4連勝と勢いも十分で、当地では2コースから優勝経験ありというデータも後押しする。中谷朋子は好みの出足型に仕上がっており、今節はオール3連対と安定感抜群。自力まくりでV奪取というシーンは考えづらいが、長嶋が2コースから攻める形になれば、3コースで差しチャンスありか。

清水愛海はデビュー初優出。準優は事故レースとなっただけに「気持ちは複雑」だが、勢いがあるのは間違いない。若手らしく活発なレースで、一気に初優勝を目指す。藤原菜希は恵まれでの優出で舟足はパッとしないが、底力は十分。前田は1枠で敗れての優出となってテンションは低かったが、5月にデビュー初優勝を果たした時と同じ5枠となり、流れは悪くない。足も全体的に良くて節一級なら、連覇達成があってもおかしくない。