宮島
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流れをつかんだ谷村一哉がV奪取!
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台風11号の影響で大会5日目が中止順延となり、各選手はモチベーションの維持も含めて非常に難しい戦いとなった「第15回楽天銀行賞」は谷村一哉の優勝で幕を閉じた。
レース間に行われた特訓1本目は枠なり3対3で、2本目は3号艇の松江秀徳が3カドを選択し枠なり2対4。本番前のS展示は松江が動かず枠なり3対3と、進入はかなり流動的だった。しかし本番では松江が3カドを選択して内から谷村、中村晃朋、カドに松江、小林一樹、尾嶋一広、山一鉄也の並びとなった。
紆余曲折あった進入隊形だが、この動きに翻弄されず内枠の谷村と中村はコンマ10の快ショットを決めると、松江以降のダッシュ勢をしっかり受け止め1Mへ。こうなると枠の利がある谷村が、ターンマークギリギリへ差し込んだ中村を振り切って速攻劇を披露してVゴール。これが今年2回目、自身通算では43回目で、当地は4回目の優勝。
準優で予選トップの小林が2着に敗れた中で、準優、優勝戦としっかり押し切った谷村。初日ドリーム戦で逃げ切り勝ちを収めてからシリーズを通して非常に安定したレース運びを維持。最後まで集中力を切らさずに、大会の流れをしっかりとつかんだ、価値あるVだと評価できる。