初日は若手レーサーが大活躍

初日は若手レーサーが大活躍。オープニングレースで牟田奨太が4カドまくりを決めて白星発進とすると、続く2Rで島川海輝が5コースから突き抜けて3万舟券を提供。さらに3Rで坪井爽佑が自身初のイン逃げを決め、後半7Rでも4カドまくりで自身初の連勝ゴール。極め付きは9Rで地元の仲道大輔がチルトを跳ね上げ、6コースまくりを敢行。5万円台のビッグ配当を演出した。

牟田は「行き足はいいけど、伸びるとはない。めっちゃいい感じはしない。1Rだったら、もっと出るかと思った。これだといい人にはやられそう。でも、Sはガンガンいきますよ」とコンマ07の快ショットは狙ってのものだと話した。逆に島川は「たまたまです。展開が上手くハマってくれた。前検はめっちゃ悪かったけど、ペラ叩いて普通ぐらいになったかな」と控えめなコメントで、展開勝ちを強調していた。

「初めて逃げられて嬉しい。前節の最終日に、師匠の黒崎竜也さんにインに入っていいと言われた」と喜びを爆発させたのは坪井。今回が2度目のイン戦だったが、コンマ08のSを踏み込むなど度胸も見せた。「Sは分かってなかったので、ラッキーでした。伸びで下がることはないけど、乗り心地がまだ変。これだと競ったら難しい」と機力に課題は残すが、このまま勢いに乗る事ができるか。

伸び一辺倒の仕上げで一撃を決めた仲道は「前半が出足伸びの比率が5:5。後半は3:7の割合で乗れる感じもあった。でも、ピット離れも欲しいので、4:6で調整したい」と繊細ながら、基本的にはいつも伸び型で勝負している。2日目以降も若手の攻めるレースに期待したい。