麻生慎介

琵琶湖

ピット離れ後手の麻生慎介が強烈に伸び返しV!!

{{ good_count }}

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

びわこ一般戦シリーズの優勝戦は、曇り空ながら気温27度、向い風3mと比較的穏やかな水面で行われたが、レースは進入争いから激戦模様を呈した。まず、ピット離れで3枠の麻生慎介が後手を踏み、さらに5枠の村上純が大きく回り込んでスロー域をうかがう。1枠の佐々木和伸はインを主張し、村上が積極的に2コースへと進み、2枠の岡村慶太はそれを見てゆっくりと舟を回し3コースへ。カドにボートを引いたのは4枠の田中信一郎で、ピット離れで後手を踏んだ麻生が5コース、最アウトに6枠の里岡右貴が入り、3コースの岡村はターンマーク起こしの位置で2対1対3の隊形で優勝戦が開始された。

スリットは各艇やや慎重になったが、真っ先に飛び出したのは5コースの麻生。その麻生をけん制し内から岡村が先まくりでインからスタートでやや遅れをとった佐々木を一気に沈めるが、これに麻生は機敏に反応し、まくり差しハンドルで岡村の内を突く。後方では田中が続き、大外の里岡が最内を差し込む。バックでは麻生がわずかに先頭に出て、岡村が外から続く。3番手の田中はやや置かれて首位争いは2艇に絞られる。2マーク先制の麻生に岡村が内を突いて迫るが、そこからホーム直線で麻生が一気に伸びてリードを広げ、2周1マーク先取りで勝負あり。後方では田中が里岡の猛追をさばき3番手を確保。

3連単は3-2-4で3,050円(9番人気)。ピット離れ失敗で万事休すかと思われた麻生だったが、不利な5コースから会心のスタートを決め、さらには岡村とのデッドヒートを伸び勝って優勝をもぎ取った。当地は17年のG2秩父宮妃記念杯での自身初の特別戦制覇以来、これが2度目の優勝となった。