優勝戦の1号艇はシリーズリーダーの山崎郡！

「日刊スポーツ杯」の5日目はベスト18で準優勝戦が行われた。最初の10Rは逃げを狙った村上遼が大久保信一郎に差し込まれる展開となったが、1周2Mで冷静に差し返して逆転勝利。11Rは是澤孝宏が2コース差しを決めてイン松村敏は2着。12Rは山崎郡が逃げ圧勝で2着は田頭実だった。

優勝戦の1号艇はシリーズリーダーの山崎がゲット。「ターン回りが良くて足は全部いい」と舟足は納得の仕上がり。イン戦で今年初優勝に挑むが、不安材料は5号艇に控える田頭の位置取りで「2コースを取りたい」と前付け宣言。2号艇の村上は「水面に出てから」と入るコースは決めかねている状態。ただ、内に田頭を入れたとしてもスタートが遅れる選手ではない。展示と本番の並びがガラッと変わる可能性を含んでいる。エンジン的におもしろいのは5連勝中の村上で「伸びも強めで行き足もしっかりしている」と。エース機を武器に優勝戦メンバーの中では一番出ている印象がある。少なからず3カドも視野に入れている村上の果敢な攻めから入る手もある一戦だ。

なお、宮崎奨は負傷のため後半7Rを欠場して帰郷。