琵琶湖
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パワー劣勢を跳ね返し谷村一哉が貫禄の速攻V!!
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「PayPay銀行賞」最終日は午後から次第に風が強まり、10Rでは安定板を装着しての戦いとなったが、その後は波風も落ち着き安定板を使用することなく優勝戦が行われた。
優勝戦は、スタート展示と同様にすんなりと枠なり3対3の隊形となり本番レースがスタート。スリット上ではインの谷村一哉がコンマ25とやや立ち後れ、5コースの田路朋史と6コースの吉永則雄がともにコンマ14で飛び出す展開。ここから田路が内を絞るように切り込んで行くも、4コース石田章央の抵抗に遭い、勢いを削がれた。それでもまくりを強行した田路は谷村に迫ったが、インの谷村が1マークを先に旋回。田路と、引き波に足を取られながらも内を差した高野哲史が追走、さらに大外からブイ際を差した吉永がグイグイ伸びて2番手まで浮上。2マークも先制した谷村は首位を独走、これに続いた吉永も2着を確保。その後方で残り4艇が3番手争いを繰り広げる。2周1マークで先行した石田が吉川喜継を振り切って3着入線。3連単1-6-4は12,710円(30番人気)と人気の1枠が勝利したがダッシュ勢の頑張りで万舟券決着となった。
今シリーズは優勝候補ナンバーワンだった吉川元浩をはじめ、山田康二、今村暢孝らがエンジン調整に苦しみ優出を逃し、優勝戦に駒を進めた谷村も機力は序盤から最後まで中堅の域を出ず、しかも優勝戦ではインからスタートで遅れを取るなど絶体絶命のピンチを迎えたが、最後は地力で速攻を決めて優勝。まさに“貫禄勝ち”という結末となった。