ボートレース江戸川

江戸川

当地巧者の長尾章平がV!!

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最終日は気温が上昇。ただ、4日目のように潮と風がぶつかり合う形にはならず、終日水面コンディションは良かった。ただ、風の強さは安定せず、スタートがバラつくレースは少なくなかった。

優勝戦も展示の時に比べて風が強まり、安心してスタートを突っ込める状況ではなかった。そんな中、コンマ13のトップスタートを決めたのは5コースの星栄爾。「伸びだけなら上位」と話していたように、そこから1Mまでに伸びていく形を作った。インで人気を集めた作間章は、6人中、最も遅いコンマ25のタイミングで抵抗できず、中島航伊藤啓三長尾章平も星に叩かれた。星のまくり勝ちかと思われたが、これを許さなかったのが長尾。叩かれた後に外へと開き、1Mで星の懐がやや甘くなったところへ全速ターンで飛び込んだ。見た目はまくり差し、ただ1、2、3号艇よりも外を回ったため、決まり手としてはまくり勝ち。序盤に比べてレースがしやすくなっていたことが最後に活きた。作間は道中でしぶとく立ち回り、2周1Mで星を逆転して2着。しかし、昨年の大晦日から続く優勝戦1号艇での連敗記録は5に伸びてしまった。星は出足の甘さが最後まで改善できなかったのが痛かった。デビュー初優出だった中島は、見せ場を作ることができず6着に終わった。

勝った長尾は19年8月の下関以来、通算15回目の優勝を果たした。当地では5回目のV。「10年前とは違って、最近は江戸川で乗りこなす自信はない」と話していたが、やはり当地巧者。求める出足が来ていれば、的確なターンで結果を出せることが証明された。