好エンジンを引いたのは地元の中島航！

今節はA1級が7人参戦も、確たる主役が不在。実力拮抗のメンバーが揃った中、5日間のミドルシリーズが開幕する。予選は4日間の得点率制で、優勝戦に進めるのは上位6人。1走の取りこぼしが致命傷となるだけに、A級選手でも優出漏れが続出する可能性がある。

初日メインとなる江戸川選抜戦も激戦必至。本来なら地元のインで前沢丈史を信頼するが、今節引いた14号機は出足がイマイチ。加えて、前検では「下がっていた」と直線も良くなかった様子。人気を集めそうだが、機力的には大きな不安がある。他5人も引いたエンジンは平凡。ただ金子萌は「体感は問題なかったし、班でも変わらなかった」と手応えは悪くない。当地は4月に優勝を果たした好相性水面で、その時も日を追うごとに出足を良くしていた。今節も「自然と出足が良くなると思います」と話しており、気配には注視したい。

好エンジンを引いたのは地元の中島航。30号機は初おろしから2節使用し、ともに伸びが節一に仕上がったエース機候補だ。前検は「伸びが良かったし、回った後もいい」と手応え抜群。パワー駆けでシリーズをかき乱しそうだ。柘植政浩は前節の節一モーターをゲット。優勝戦で転覆しており不安はあったが、どうやら部品交換はなかった様子。「そのまま行って、まあまあでした」と感触は上々で、こちらも注目したい。優勝エンジンを引いたのは伏見俊介で、「起こしが良かったし、スタートがしやすかった」と好ムード。選手代表を務める作間章も「久しぶりにゾーンに入っている感じがした」と話しており、今節は活躍しそう。