栗城匠が準パーフェクトペース！

2個の準優が終わり、優勝戦へ進出する6人が決まった。絶好枠を得たのは栗城匠で、今節は6戦5勝、2着1回とほぼ完璧な立ち回り。3走目でコンマ34の6番手スタートがあったが、それ以外は安定したタイミングで決まっており、準優を含めて0台スタートは4回。乗り心地に不満をこぼすが、足に関しては出足を中心に仕上がっている。当地初制覇へ機は熟しており、最後も好スタートからの逃げ切りを狙い集中だ。

渡邉雄朗は準優で5コースまくりに成功。得意の伸び調整がはまった。その伸びは「トップクラス」と自信を持っている。優勝戦は2枠となったが「行き足も良くなってるから、スローでも大丈夫」と強気。栗城の当地初Vを阻む最有力候補となりそう。

天野晶夫と加藤政彦は、それぞれ2着争いに競り勝って優出。センター枠をつかんだ。天野は足こそ「普通ぐらい」と話すが、乗り心地は良さそうで堅実なレースを展開中。加藤は気配日替わりだが、イマイチだったのは安定板が装着された時と原因は明確。安定板がなかった2日目は「全体的に良かった」と話しているだけに、安定板がなければ優勝を狙える足だ。

前沢丈史と須藤博倫は3着で優勝戦に駒を進めた。ともに自力で仕掛けられる足ではないだけに外枠では展開待ちとなるが、前沢は「5枠ならチャンスはある」とまくり差しに入る準備はしていく構え。須藤も「展開は意外とあるんじゃないかな」とニヤリ。完全に舟券から外せる選手ではないだけに、2、3着争いは意外と混戦模様の優勝戦だ。