前田篤哉が逃げて当地初V！！

期末の一戦「第12回富士通フロンテックカップ」は前田篤哉の優勝で幕を閉じた。

優勝戦の進入は枠なり3対3。スリットで先手を奪ったのは2コースの古結宏。ただ、S後はインの前田が良機のパワーを発揮して伸び返す。古結は引いて差しに構えるが、この攻防を見ながら外マイ強襲してきたのは3コースの森高一真。これにもインの前田はしっかり対処。1Mをけん制しながら先マイ態勢に持ち込むと、あとはVへ一人旅。

勝った前田はこれが1月の常滑以来、今年2度目の優勝。当地では記念すべき初Vとなった。前検取材で「何もせず試運転に行って感じが良かった。でも調整を少しして特訓に行くと、乗った感じでは調整前の方がパンチ力あった気がする。色々試しながらしっかり合わせたい」と言っていたが、その調整がバチッとはまり、予選は2日目から4連勝でトップ通過。これがVにつながった。好素性機の底力をしっかり引き出しての価値ある優勝は、今後のレースにも大きな影響を与えるはずだ。