得点率トップに立つのは地元の寺本重宣！

3日目は気温が一気に下がり、風もホーム向いへと変わって2日目までとは真逆の条件となった。潮の流れと風がぶつかり合っていたため、終日安定板が装着された。4日目も条件はほぼ同じ。気配が良くなっていた品川賢次、柴田友和、奥平拓也あたりは引き続き狙えそう。

3日目終了時点で得点率トップに立つのは、地元の寺本重宣。出足がいい反面、伸びはやや弱めと初日から足に変化はなし。「ペラを自分の形にするには、大幅に叩く必要がある」とのことで、節間ノーハンマーに近い状態。ここまできたら我慢して押し通す構えだろう。

寺本同様に3勝をマークしているのが佐藤謙史朗。こちらは伸びを中心に抜群の仕上がりを見せる。新田泰章は、ペラ調整に着手した2日目から動きもリズムも一変した。現状は直線寄りのバランス型で、中堅上位クラスはありそう。

田中宏樹は佐藤と同じようなペラ調整で、モーターの素性以上の動きにしている。日またぎで連勝と調子も上向き。宮下元胤は白星こそないが、懸命な整備とペラ調整で全体的な底上げに成功。得点率も5位につけている。

一方、地元の若林将は2着以上がない状態で予選最終日まで来てしまった。ここまでは伸び不足が災いしている。何とか上向かせて予選を突破したいが、ペラ調整をしてもいい反応が出ない様子。

主力級では永井源も4戦して1着なし。こちらは「伸び寄りで好みとは違う」とレースがしにくそう。4日目は出足系を求めて調整。絶好枠を残しており、好みの仕上がりになれば楽に逃げて準優進出となりそうだが、果たして。