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「ニッカン・コム杯」は最終日を迎え、第12Rで優勝戦が行われた。
展示、本番ともに4号艇の榎幸司がスロー戦を選択し、進入は1234カド56の4対2。レースはインからコンマ10のトップスタートを決めた宮本夏樹が速攻態勢に持ち込み、イン先マイ。攻め手となる3号艇の植田太一はコンマ29と仕掛け遅れたのが響き、まくり不発に終わった。2番手は5コースから好ハンドルで艇間を割った今井貴士が浮上。3番手争いは川原祐明が後続の追い上げを退けた。勝った宮本は18年7月戸田以来となる通算2回目の優勝。
「今節来る前に川上昇平さんに電話でアドバイスを聞いてきたけど、その川上さんのエンジンを引けたのが大きかった。優勝戦1号艇は初めてだったけど、普段と同じ感覚で走ることができました」と笑みを浮かべた。九州地区では名の知れた好配メーカーだが、今回はきっちり人気に応える形での優勝。今後にもきっと弾みがつく優勝になりそうだ。
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